ドイツと日本、両国の獣医師資格を有し、現在はドイツにて獣医師公務員として勤務しています。
日々、動物福祉・感染症対策・ペットの海外渡航に関わる公的健康証明書や輸出入関連手続きなどの公的業務等に携わっています。
また、自身も毎年、日本とドイツ間を愛犬とともに往復しており、飛行機による長距離移動やヨーロッパ内での車移動を実際に経験する日々です。「制度として知っている」だけではなく、「実際の経験」を実感をもって大切にしています。
これまでドイツの小動物臨床現場でも勤務し、日本とは大きく異なるドイツの動物福祉観・終末医療・安楽死に対する考え方に深く触れてきました。
日本では、「安楽死をしないこと」が重視される場面も少なくなく、多くの動物病院では安楽死件数は非常に限られています。
一方ドイツでは、動物が苦痛の中で長く生き続けることを避けるという動物福祉の考え方が連邦法を含めて社会全体に深く根付いており、獣医師は“苦痛を減らす”ことにも大きな責任を持っています。私自身も、日々安楽死に携わる環境で多くのケースを経験してきました。
そこでは獣医師が、飼い主の判断を待つ存在ではなく、
• 動物の苦痛の評価
• QOL(生活の質)の判断
• 動物福祉の観点からの助言
• ご家族への精神的サポート
を、専門家として支えていきます。
この「動物福祉を中心に据えた終末医療」の経験は、日本ではまだ非常に限られており、ドイツで積み重ねてきた経験は、自分にとっても獣医師として大きな意味をもたらしています。
また、私自身も22歳になる愛猫の終末医療と向き合ってきました。
治療をどこまで続けるのか、苦痛をどう考えるのか、安楽死という選択をどう受け止めるのか―その中で、日本とは異なるドイツの動物福祉の考え方や、「最期まで動物の苦痛を減らすことも愛情である」という価値観が、私自身を大きく支えてくれました。
夜間や休日など、「今どう判断すればよいのかわからない」という緊急時のご相談にも、不安を少しでも軽くできるよう心がけ、一つひとつ整理していくことを大切にしています。
また、日本では厚生労働省にて研究官として10年以上ウイルス研究に従事していました。
感染症・公衆衛生・科学的根拠に基づいた視点を持ちながら、「動物と人が安心して共に暮らせること」を大切に活動していきます。