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これは血液中に含まれるタンパク質の総量を表しています。
いろんな種類のたんぱく質が血液中には存在していますが、TPはすべてのタンパク質の合計です。
このTPですが、
の2種類に大きく分けることができます。
タンパク質を作るには、肝臓の機能が必要です。
そのため、肝臓の機能が落ちているとタンパク質がうまく作られず、血液検査でTPが基準範囲より低下してしまいます。
腎臓は血液をろ過して、いらないものから尿を作ります。 腎臓を「ザル」だと考えてみてください。
タンパク質は普通腎臓のろ過機能(ザルの網目)から出ることはありません。万が一出てしまっても、バックアッププランとして途中で再吸収する仕組みがちゃんと備わっています。
しかし腎臓の機能がうまく働かないと、タンパク質が尿中に出てきてしまいます。
このせいで血液中のタンパク質が少なくなってしまうのです。
腸管からうまくタンパク質を吸収することができないと血液中のタンパク質が低くなってしまいます。
これは言葉そのままですが、しっかりとした栄養が取れていない場合もTPが低下してしまいます。
他にも出血などがあると低くなる場合があります。
血液の全体の水分が減ってしまうことで、タンパク質自体の量は変化がなくても、相対的に高くなってしまいます。
②炎症や感染症
グロブリンは免疫を司るタンパク質です。
感染や炎症と闘うため、グロブリンが増えることでTPが増加します。
腫瘍の種類(特に血液系)によっては、TPが高くなることがあります。
どちらかというとTPが低い原因に病気が隠れていることが多いです。
もちろん正常範囲からどのくらい高くなっているのか、もしくは低くなっているのか、TPの構成成分であるアルブミンやグロブリンの変化も一緒に見ることが必要になってきます。
(こちらもまた別の記事で説明いたします!)
血液検査すべての項目に当てはまることですが、一つの項目だけの異常値で色々判断してはいけません。
症状や元気・食欲、その他の検査など総合的にみて診断を行うことが重要で必要です。
少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。
このコラムを執筆したのは
獣医師 加藤桂子この獣医さんに診察してもらう
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