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血液検査を読んでみよう〜肝臓編〜

血液検査を読んでみよう〜肝臓編〜

肝臓の働き

肝臓の基本的な働きは 

  • 解毒 
  • 代謝 

です。 

体にとって有害なものを無毒化したり、栄養などを必要な形にして体に与えたりたくわえたりする機能を持っています。 

肝臓の血液検査項目

血液検査で「肝臓が悪いですね」と言われる場合、2つの意味があります。

  • 肝酵素が上がっている場合 
  • 肝機能が落ちている場合 

この2つはとても似ているので、ごちゃ混ぜになってしまいますが、似ているようで大きく違います。 

まずは肝臓を血液検査で見る場合、どちらをみているのかを確認しましょう。

 

肝酵素 

肝酵素とは、簡単に言うと肝臓の細胞に含まれているものです。そのため肝臓の細胞などがダメージをうけると血液中に出てくるため、肝臓が悪くなると肝酵素が上昇してくるわけです。 

肝酵素と言われる代表的なものは、 

  • ALP 
  • AST 
  • ALT 
  • GGT 

というものがあります。 

*一つ一つは次回以降で解説させていただきます! 

ただここで気をつけなければいけないのが、肝酵素が高くなったからと言って、肝機能も低下しているというわけではないということです。 

もちろん同じ体の話なので完全に無関係ではないのですが分けて考える必要があります。 

肝酵素が高くなっている、という意味は、肝臓の細胞がなんらかの原因でダメージを受けているということになります。 

 

肝機能 

肝機能についてはまさしく肝臓の機能がうまく働かないという意味です。 

たとえば解毒がうまくできなくなってしまい、毒素が増えてしまっている、肝臓で作られるはずのものがつくられないなどを指します。 

この肝機能を評価する項目は 

  • Alb (アルブミン)
  • TP (総タンパク質)
  • コレステロール 
  • BUN (尿素窒素)
  • グルコース 
  • アンモニア 
  • ビリルビン

なども上記でご紹介した肝酵素に加えて評価する項目になります。 

特に体調に変化がなく、たとえば健康診断で「肝臓が悪いですね」などと獣医師から言われた場合、多くは肝酵素が高くなっている場合が多いのではないかと思います。 まずは血液検査で肝臓が悪いと言われた場合は、どういう意味があるのか考えてみましょう!

 

まとめ

肝臓はとても大切な臓器です。

「沈黙の臓器」ともよばれ、なかなかすぐに症状がでず、気づいたときには進行してしまっているというところからそう呼ばれています。

ですので、早期発見がとても大切です。

少しでも肝臓のことを知って、何かのお役にたてたら幸いです!

獣医師加藤桂子

このコラムを執筆したのは

獣医師 加藤桂子
  • 【経歴】
  • 2013年 日本獣医生命科学大学卒業
    2019年 大学にて研修医
    2019年 大学院修了
    2020年 大学にて教員
    2024年 アメリカの大学にてResearch Fellow
  • 【資格】
  • ・獣医師免許(2013年取得)
    ・普通自動車免許
    ・行動心理士

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